伊勢志摩へ突撃ツアー

2019年7月12日お出かけ

「今から出発するぞ。行けるか?」

毎度毎度のボスの急展開です。

当初は15時出発の予定で、それまでは事務所での仕事を片付ける段取りでしたが、急遽11時に変更です。

店長シバタに仕事をぶん投げて出発。
卑下したような何とも嫌そうな顔をされるのは、いい加減慣れましたね。
僕はここ数年で、そんなことは気にしない図太さを、僕は身に付けているんです。
身体も心も一回り大きくなりました。
腹の肉でベルトが隠れるのも時間の問題です。

ということで、今回も僕とボスの2人で商品仕入れと写真撮影に行ってきました。

大宮駅近くの事務所を出発し、与野インターから首都高に乗ました。
そこから東名高速に入り、西へ西へ。
静岡を越えて、さらに西へ西へ。

三重県の伊勢神宮を目標に、東名高速をズイズイ進みます。

出発日は10日の木曜日でした。
実は、週頭から『週末は雨でしょう』と予報が出ていたんです。

木曜になっても雨の予報は変わらず。
それどころか大雨の警報まで出る始末です。
先週の話なので、あなたも記憶にあるかもしれません。
テレビではリポーターが台風さながらの中継をやっていました。
風景写真撮影が目的の1つになっているので、天気悪いと仕事にならないんです。

なので、僕はボスに言ってたんですよ。
雨ですよって。
やばいですよって。
ちなみに、やばいってのは悪い意味の方ですよって。

しかしそこは、さすがボスです。
「俺が行けば晴れる。間違いない」
断言しました。

根拠は分かりませんが、ボスは晴れ男です。
でもそんなもの『説明のつかない強み』じゃないですか。
大抵は、そんなのアテになるかよ、って話ですよね。

でも、僕はボスが雨の予報をひっくり返したのを2度くらい実際に体験しているので、モヤモヤしながらもちょっとだけ淡い期待を抱いているんです。

だがしかし。
やっぱり根拠のない話。
晴れるワケないでしょ。。。
心のなかではそんなつぶやきも湧いていました。

車をボスと交代で東名高速を運転し、横に長〜い静岡県をやっと抜けて、愛知県に入りました。
もう日は沈み、雨足がどんどん強くなってきました。

僕はかなりのド近眼で、視力はおそらく裸眼で0.05くらい。
メガネやコンタクトで矯正していますが、それでも暗いところは見えにくいんです。
雨の日の夜間ドライブは車線のラインが見えなくなります。

見えにくい上に、高速道路で周りは大型トラックだらけ。
おまけに助手席にはボス。
緊張感で目が痛くなりました。

そんなドライブを終えて、鳥羽市のビジネスホテルにチェックイン。

雨は一向にやまず、テレビの天気予報では大雨警報です。
とりあえず明日はやれるだけ撮影して、あとは仕入れの旅だな。
そんなふうに考えていました。
ボスも同じ気持ちだったようで、1,000円の有料放送のカードを買って、ちょっとえっちなテレビを見ていました。
どういう顔をしたらいいもんか、困りました。

そして翌日。

雨 上 が っ て る じ ゃ な い の 。

あれだけビビらせておいて、なんですかこの天気予報は。
日がさしてきたじゃないですか。

「な?」
ボスが満面の笑みで、晴れ男伝説の自慢を始めたのは、言うまでもありません。

そこから二見ヶ浦、伊勢神宮と回り、伊勢志摩スカイラインからの伊勢湾をカメラに収め、最後に横山展望台から英虞湾を見下ろして、今回のツアーは終了しました。
ヤマトナデシコツアーです。

天気予報なんなの?当たらんじゃないか。
と最初は思いましたが、そのお陰というか、日本有数の観光地が、晴天の中ガラガラに空いていました。

おそらく天気予報を見て、予定キャンセルした人が大勢いたんじゃないでしょうか。

それにしても恐るべしボスの晴れ男ぶり。
車に落ちているボスの髪の毛を拾い集めて、晴れのお守りを作って販売したいと思います。
諸葛孔明の雨乞いの儀式に匹敵するパワーがあります。
1個1,000円です。
赤、青、紫の3色展開です。
(↑嘘です、作りません)

といいうことで、伊勢志摩方面の写真をシェアしますね。
湿気が多かったので、ちょっとモヤッとしていますが、見事に雨が上がりました。

二見ヶ浦

伊勢神宮内宮

伊勢湾

英虞湾